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犬の小話 - 犬同士が遊びに誘うサイン

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(8月で2歳)です。よろしくお願いします。

多頭飼いをしていたり、ドッグランに遊びに行くと頻繁にみられる「プレイバウ」というポーズ、これは犬が遊びに誘うサインです。今回は「犬同士が遊びに誘った際の愛犬の気持ち」についてお話しようと思います。

 

犬が遊びに誘うポーズを「プレイバウ」と言います。

これが「プレイバウ」のポーズです。(モナちゃん)

 

お散歩中に犬同士が出会い、最初にお鼻をツンツンし、お尻を嗅ぎあったら、急にテンションが上がり「どうよ!遊ぼうよ!!」とプレイバウのポーズを取る事があり、プレイバウというポーズは、相手を遊びに誘う時や遊びの途中でも使います。

我が家の愛犬達は、まずレアがプレイバウのポーズを取り「遊ぼうよ!」とモナを誘い、モナが大丈夫そうな雰囲気を出したら、モナの前で横っ飛びしたり、肩辺りを飛び越したり、首元や足元に甘噛みします。時には犬同士の遊びは、かなり激しい内容になりますが、レアはモナが白けない様に、再度プレイバウのポーズで「ね!痛くないでしょ!遊ぼうよ」と再び遊びに誘うアピールをし、お互いが意気投合すれば、互いにプレイバウのポーズを取り、走りまわったり、甘噛みしあったり、押し倒しては走るを繰り返す事になります。

ただ誘われたモナが乗り気ではなく「痛いから止めて!」と怒ったとします。ただ遊びに誘ったレアは暫くプレイバウのポーズを取り「大丈夫!ほら、これは全部遊びだから」と自分が悪い事をしたのを自覚しつつも、モナを励ますようにプレイバウのポーズを取ります。まるでモナの緊張感を緩和しようとしている様に思えます。

 

以前、モナとレアの遊び動画を撮ったので、プレイバウの例としてアップしました。40秒くらいの動画で、最初レア(尻尾が長い方)がモナ(尻尾が短い方)を誘うプレイバウは撮れてませんが、途中からモナが「ちょっと、やり過ぎ!止めて」と動きを止める時があり、それでもレアが後ろから飛び掛かって来て、更にモナのテンションが下がった時にレアが一瞬プレイバウをして「これ遊びだから気にしないで、ただ、やり過ぎて、すまん!」と27秒頃になります。

一瞬なので見逃さないでね。

 

このプレイバウは犬同士もそうですが、飼い主様と愛犬の間でも見る事が出来ます。愛犬が玩具を咥え、飼い主様の側に玩具を置き、プレイバウをして遊びに誘う事があります。

しかし面白いのは飼い主様が「オスワリ!フセ!オスワリ!」と「あれをやりなさい、これをやりなさい」と指示を与えていると、愛犬が「嫌だなぁ、怖いなぁ」と感じるとプレイバウのポーズを取り、「そんなにあれこれ言わず、遊ぼうよ!」と誘ってくることがあります。

 

愛犬と飼い主様の間でのやり取りは、いくら飼い主様が真剣でも愛犬にとっては遊びに昇華されます。特にトレーニングやドッグスポーツの様にルールが多いと飼い主様は的確に指示を入れる為に力が入り指示を与えていると愛犬の集中力が切れ、フラフラとどこかに行ってしまう事があると思います。

愛犬はトレーニングやドッグスポーツも「遊び!楽しい!遊び!」と思っているのかもしれませんね。愛犬に何かを教える時は、遊びの中にルールを作り、楽しみながら「遊ぶ時は、手を咬んではいけないよ」と教えていかないと、なかなか愛犬には解って貰えないのかなと思います。

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