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犬の小話 - 愛犬のトイレの教え方 その3:トイレを間違えた時の接し方

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(8月で2歳)です。よろしくお願いします。

「愛犬のトイレの教え方」について、前々回は愛犬のトイレ環境について、前回は愛犬に正しいトイレの場所の教え方についてお話しました。

今回は「愛犬がトイレを間違えた時」どうすれば良いのかお話します。

 

これまで2回にわたって、愛犬には出来るだけ間違った場所に排泄をさせたくないので、トイレを失敗しない為の環境作りと正しい教え方をご紹介しました。ですが迎えたばかりの愛犬は高確率でトイレを失敗します。

もし失敗してしまったら、冷静に「離れて」や「外へ」と声を掛けて、部屋から出して愛犬の見えていない状況で、ささっと後片付けをしてあげて下さい。匂いが少しでも残っていると、そこがトイレだと勘違いするので出来るだけ綺麗に片づけてあげましょう。

冷静に「離れて」や「外へ」と声を掛けるのは、愛犬に「飼い主様がいつもの様子と違うな」と感じて欲しく、愛犬には何か失敗した事が分かり、言葉の内容から愛犬が次にどうすれば良いのか指示をされる事で愛犬が混乱せずに済む様にします。ただ、声を掛ける場合、事前に「外へ」という指示が何を意味するのかを教えておく必要があります。

 

子犬ちゃんであればリビングや寝室、ソファや絨毯の上に粗相をするかもしれませんし、トイレの場所で排泄をしても狙いを外すかもしれません。大人のワンちゃんでさえ、その日の体調が悪くて粗相をする事がありますし、外で店舗の入り口に排泄をするかもしれません。前回、愛犬の排泄のタイミングを知る方法をお話しましたが、生理現象なので100%コントロールする事は非常に困難な事だと思います。

粗相をするたびに、「ダメ!」や「ギャー」と声を上げた所で排泄は止まりませんし、排泄の度に飼い主様が甲高く声を掛けると愛犬が「喜んでくれている?」と勘違いして間違ったトイレの場所を覚えてしまいます。

また粗相を見て腹を立てて、鼻先を失敗した場所にこすりつけても何の意味もなく、愛犬が汚れるだけですし、愛犬は手で押さえつけられる事でハンドシャイ(手を忌み嫌う)になり飼い主様へ噛んだり、バレないように隠れて排泄をする様になる可能性がありデメリットの方が大きいと思います。

 

私自身の失敗談として、愛犬が粗相をした際の対応は気を付けていますが、びっくりすれば「あっ!」等と声を上げてしまう事もありますし、叱ってしまった事もありますが、その都度叱ってしまった事を後悔し「なんてダメな飼い主なんだ」と自分を戒め、こんな事は二度としない様にしています。この記事で皆様の失敗が減れば幸いです。

  • 参考書籍:ドッグトレーニングバイブル イアン・ダンバー著

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