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犬の小話 - 最近、愛犬に遠慮してませんか?

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(2歳)です。よろしくお願いします。

愛犬と暮らすうちに、当たり前の事が当たり前で無くなる事があります。昔は「ソファからどいて」と言ったら場所を空けてくれたのに、最近はピクリともしないのでソファの隅っこに座ったり、触ると怒るので、そっとしておこうと遠慮していませんか?

今回は「最近、愛犬に遠慮していることがないか」一緒に考えて行きたいと思います。

 

犬はルール(規律)を重んじる動物です。ご家庭の中でのルール、飼い主様とのルール、外でのルールと様々な場所で、この時はこうすれば良い、ああすれば良いとルールに基づいて動きを瞬時に決めるわけですが、自宅でチャイムが鳴ったら訪問者を追い払う様に吠える。教えていないのに、この様な行動を取るのは、愛犬がご自宅を守ろうとしているのかもしれません。

いつの間にか愛犬が自宅でのボスになっている事が多々ありますので、飼い主様が愛犬に取る行動を振り返っていきましょう。

 

最近こんな事が当たり前になっていませんか?

  • 愛犬の事を撫でようとすると怒るので触らない様にしている。
  • 廊下や床に寝ている愛犬の前まで行っても道を空けてくれないので迂回したり跨いで通る。
  • 愛犬が人のベッドに寝ているので、降りてと言ってもどかないので、そっと隅っこで寝る。
  • 愛犬のサークルの中のベッドや布団が汚れていたのでサークルに手を入れたら唸られるので、そっとしておく。
  • スリッパを奪われ「返して」と言っても返さないし、手を伸ばして取り返そうとすると唸るので諦めている。

この中の事項に1つでも当てはまる場合、愛犬は自分がボスであると勘違いしている可能性があり、徐々に問題行動(吠え、噛み、飛びつき)などに発展する可能性があります。

子犬の頃は幼いし出来るだけ負担の少ない生活を送らせてあげようと接しているうちに、愛犬ファーストの生活リズムが出来上がると、愛犬はその生活リズムを自宅でのルールと捉え学習していきます。

愛犬の体が健康で大きくなるのは喜ばしいことですが、態度まで大きくなって、いつの間にか愛犬が自宅の中心になっているのは避けたいものです。

例えば、廊下で寝そべっている小型犬であれば、どいてくれなくても跨げば何の支障もありませんが、将来の事を考えると愛犬に対して「どいて欲しいと明確に意思を伝え」、愛犬が「飼い主さんが通る道は開けるのが当たり前だ」というルールにしていく事で良好な関係性を作っていく事が出来ます。

一番まずいのは「ここをどいて」と言っても動かず、愛犬の首輪や体を掴んで端に避けようとすると「ここは私の場所だから」と唸られたり怒られたりする事です。

そうなる前に、家の中でもリードを付けてトレーニングを開始していきましょう。

 

自宅に来た当初の愛犬は、到底この家のボスになるつもりは無かったはずです。それが良かれと思っていた愛犬との接し方が、いつのまにかボスとしての振舞いを覚えてしまう。

人は犬に対して遠慮する事は出来ますが、犬は人に対して遠慮してくれませんので手に負えない状況が出来上がってしまいます。

そうなる前に出来るだけ早く、子犬の頃からのトレーニングと正しいしつけ方を身に付けていきましょう。

もし成犬になってから愛犬に遠慮する事が多くなってきたら、もう一回、愛犬との関係性について見つめ直すのもオススメです。

 

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