こんにちは!犬の学校カインズ町田多摩境店、土曜日担当トレーナーの副島(ソエジマ)です。
私のパートナー犬のモナちゃんによる降参スタイルカワ(・∀・)イイ!!
本当に降参しているわけではなく、お散歩が終わり家に上がる前にこの姿勢で足を拭き、キレイにしてから家にあげます。
犬が自分からお腹を見せるのはどんな時?
昔、野生の犬は、いつ天敵に襲われるか解らない状況で仰向けになってお腹を見せる事はせず常に気を張って生きなければなりませんでした。群れのリーダーに服従する場合、仰向けになったりして危害を加える気は無いとアピールします。
家庭犬の場合、仔犬の時期に迎え、天敵のいない平和な暮らしを送っていれば、お腹を上にして平気で寝たり飼い主さんにお腹を撫でてほしいと甘えてくる姿は健全と言えますが、お腹も見せず体を触られるのを好まない犬もいます。
動物病院やトリマーさんにトリミングを頼めば、頭からしっぽの先まで触られる事になりますが、それをストレスだと感じていると人に対して急に唸ったりする可能性があり、それこそ人を噛んでしまったら一大事です。
仔犬の時期から人に「どこを触られても大丈夫」「どんな姿勢を取らされても平気」な事を教えていく事が、犬にとっても人にとっても健全な関係性を築くことが出来ます。
成犬でもステップ1から無理せず時間を掛けて慣らし、少しでもストレスを減らしてあげます。
仔犬でも成犬でも新しい事を教える際は、飼い主さんは笑顔&リラックスで、出来たら愛犬の1番大好きなオヤツや玩具で褒めてあげて下さい。
ステップ1:抱っこ、指でツンツン、全身を撫でる
出来るだけ積極的に抱っこや全身を撫でたりしてコミュニケーションを図り、触られることに抵抗感を無くしていきます。
「鼻先、耳の中、口周り、マズル、肉球、足先、肛門周り、尻尾」が触れれば問題ないです。
最初からワシャワシャと撫でたり、触られるのが苦手な子もいますので、そんな犬には軽めに指でツンツンとしたり、掌を犬の部位に置くだけから始め、できたらシッカリ褒めましょう。
出来なくても諦めず、出来る事を見つけ、必ず成功して次に日に繋げていく事が大事です。
ステップ2:保定で固定!
動物病院やトリミングで爪切り、目薬をさす、注射等をする際に動くと出来ませんので、固定する事を保定(ほてい)といいます。抱っこや股下、膝上で保定する事に慣らしていきましょう。冒頭の降参ポーズが膝上での保定です。
犬の動きを制限することになりますので、犬は我慢することになります。犬も嫌だなぁと思いつつも飼い主さんの動かないで欲しいという思いに応えてますので、保定をする際は笑顔で出来たらヨシヨシとしっかり褒めてあげましょう。
参考①:小型犬の保定(http://www.vets.ne.jp/faq/mobile/hotei001_2.html)
参考②:中型犬の保定(http://www.vets.ne.jp/faq/mobile/hotei001_3.html)
参考③:大型犬の保定(http://www.vets.ne.jp/faq/mobile/hotei001_4.html)
愛犬と飼い主さんがリラックスして躾の基礎が学べます⇒⇒モナちゃんパパのしつけ教室
↑パートナー犬のモナちゃんです。