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犬の小話 - 愛犬は喋る!?目をそらす

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(8月で2歳)です。よろしくお願いします。

今回は前回に引き続きカーミングシグナル「愛犬が目をそらす理由」についてお話します。

前回の記事:https://wp.me/p8FIcA-DE

 

前回、正面から真っすぐ近づいて来るワンちゃんに愛犬が、その近づき方は無礼だと伝える為に「顔の向きを変える」とお話しました。

それでは、無礼ではないワンちゃんは、どの様にして近づいて来るのかというと、目だけを右から左へ動かしたり、直接ジッと見つめ無い様に近づくので、愛犬はそれを見てフレンドリーなワンちゃんだと判断し、安心して挨拶をする流れになります。

例えば、始めて外で愛犬が他のワンちゃんに出会った際に、ワンちゃん同士、目を合わせず気付いていない様に振舞う時は、互いに相手に危害を加えるつもりはないと言っている状態なので、特に仲が悪いとかそういう事ではなく、お互い安心してその場にいられる良い状態だと言えます。

 

我が家にはパートナー犬のジャックラッセルテリアのモナがいて、約1年半前にレアを迎えました。始めて会った時は、お互い特に干渉する事はありませんでしたが、モナが遠くから何となく気にしたり、少し近づいては、すぐにUターンして離れたりしていました。決してレアをジッと見つめたりする事は無かったと記憶しています。

それから暫く立つとレアがモナに積極的に近づき、遊びに誘っていました。モナの振舞いを見て、危害はないと判断出来たのだと思います。

最近ではレアが遊びに誘うポーズ(プレイングバウ)を取り、モナは顔の向きを変えて「ちょっと勘弁して」と言っている様に見えますが、レアは遠慮なく飛び付くとモナも、とりあえず遊びに応え、お互い大きな口を開けて犬歯でチャンバラゴッコをしたり、レアがモナの上を華麗に舞ったりしています。

レアがモナに遠慮なく飛び掛かれるのは、モナの態度からフレンドリーだと判断し、それを繰り返し経験した事で、お互い遠慮しない関係性を築けたのだと思います。たまにレアがモナに叱られ遊びが中断する事もありますが、レアは決して怖がったり不安な様子は見せず「じゃあ、モナちゃんが乗らないなら、今は遊びやめるわ。」と理解した様子でゆっくり離れていくのが印象的です。

 

私がモナやレアと「アイコンタクト」のトレーニングをする際も、この「目をそらす」は意識しています。

何度も繰り返し繰り返し「アイコンタクト」して「オスワリ」を教えても、私がモナ達に対してジッと見つめ(なぜやらないの?やりなさい!)という気持ちで指示を出すと、最初はモナ達も頑張って応えてくれますが、次第に委縮して徐々に動きが遅くなり、最後には動くのを止めてしまい、全く意味の無いトレーニングになってしまいます。これはモナ達に悪い所は全然なく、完全に私の指示の出し方が誤っているのが原因です。

 

飼い主様には、この様な失敗はして欲しくないので、飼い主様が愛犬の目を見続けるのは、愛犬を萎縮させ脅す様な接し方になりますので、飼い主様は深呼吸してリラックスし、時々顔の向きや目線を外し愛犬に対してフレンドリーな雰囲気作りを心掛けてみると良いと思います。

参考文献:カーミングシグナル テゥーリッド・ルーガス著

 

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