こんにちは!犬の学校カインズ町田多摩境店、土曜日担当トレーナーの副島(ソエジマ)です。
ご家庭に1つ犬用クレートをお持ちの方、有効活用出来ずに納屋で眠ってませんか?今回はクレートを使う利点と静かに待つ方法をご紹介します。
なぜクレートを使うべきなのか
- 犬の粗相(排泄の失敗)を防ぐ
- ストレスなく待機出来る
- 移動先で回りに迷惑を掛けずに待たせられる
- ハウストレーニングを通じて愛犬との信頼関係を構築できる
この様にクレートを使うと愛犬の気持ちや動きをコントロール出来ます。
犬の粗相はトイレを覚える前にリビングを自由に歩かせてしまう事で起きます。大体犬の排泄タイミングは「寝起き、興奮した後、遊んだり走ったり運動後、食事や水を飲んだ後」になります。
お留守番していたのでケージから出して思いっきり遊んであげた後に、ケージの中のトイレに連れて行き排泄を促してもしないからといってリビングフリーにしておくと粗相をする確率が非常に高いです。ケージかクレートに待機させ出来るだけ興奮させずタイミングを見て再度トイレに連れて行くと成功率があがります。
元々犬は穴倉を住処にしていましたので暗く狭い所は好きです。またクレートはケージと違って持ち運びがしやすいので移動先で活躍します。愛犬がクレートの中を好きになれば犬も人もストレスを軽減出来ますので、積極的に使っていきましょう。
クレートの中で静かに待つ方法
元々クレートに入る事が好きであれば楽ですが、苦手な犬もいますが、過去にクレートに対してトラウマが無ければ単純にクレートに入る事に慣れていないだけです。子犬でも成犬でも「ハウストレーニング」でクレートに慣れ、飼い主さんとの信頼関係も築いちゃいましょう。
①最初に愛犬がクレートに自主的に入る事を教えましょう。
- まずはクレートの蓋を外し、愛犬にリードを付け短く持ちます。
- 愛犬をクレートの前に待機させオヤツを見せながらクレートの一番奥に置きます。
- リードを緩め犬の前足がクレートに入ったら「ハウス」と声を掛けます。無理に押し込まない様にしましょう。
②次にクレートの中で待機する事を教えましょう。
- クレートに蓋を付け、同じ要領でクレートの中に入れます。
- 愛犬が振り返って出ようとする前に静かに蓋を閉め、5~10秒くらいで蓋を開け出る前にオヤツを与え褒めます。そうすると次第にクレートから出るよりも中にいる事を好むようになります。
- 徐々に蓋を閉める時間を延ばしクレート内にいる時間を増やして慣らしましょう。①と②を1週間くらいかけて教えます。
③①と②が出来たら、クレート内である程度待てるようになっているでしょう。ただ飼い主さんが立ち去ったり、長時間待たせると「出せ、出せ」と要求する場合があります。「出せ、出せ」となる前の静かな時にクレートの隙間からオヤツを与え褒めましょう。
最後に
ハウストレーニングに限らず、出来ない時に叱るが、出来ている時に褒める事を忘れがちです。シッカリ褒めて安心させられる飼い主さんは愛犬から頼られる存在となり良好な信頼関係が築けるでしょう。
それではまた(^^)/
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