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犬の小話 - 愛犬を呼んで振り返っているのに気づかず褒めないのはモッタイない

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(2歳)です。よろしくお願いします。

唐突ですが「アイコンタクト」って知ってますか?愛犬の名前を呼んで目と目を合わせる事をアイコンタクトと言います。

レッスンでアイコンタクトの練習をしていると、愛犬の名前を呼んで反応しているのに褒めないでスルーしてしまっている事が多く見られます。実は、偉そうに書いている私も、初めて犬を飼った時はスルーしまくり褒められない症候群の一人でした。

ただアイコンタクトは、最初からジッと見つめ合うのは控えた方が良いでしょう。その理由と初めてアイコンタクトを教える時の注意点についてお話しようと思います。

 

モナちゃんとアイコンタクト(写真は当時3歳頃)

 

愛犬を迎え4カ月頃を過ぎ、本格的に散歩が出来る様になってきたら、飼い主様と愛犬のコミュニケーションを取る練習を始めるべきでしょう。最初に教えてあげたいのは「オスワリ、フセ、マテ、オイデ」ですが、その前に教えてあげたい事があります。それが出来ないと「オスワリ、フセ、マテ、オイデ」を教える事も難しくなってきます。

それは、「愛犬の名前を呼び振り向かせ、飼い主様を見るアイコンタクト」を教える事です。

 

例えば、私と友人が喫茶店に待ち合わせ、友人に最近の出来事を話していますが、窓の外に駐車してあるスポーツカーが気になり眺めているので私の話はちっとも聞いてくれていません。そんな時は大抵「ねぇねぇ、話してるんだけど。」と声を掛け聞くように促します。

愛犬とのコミュニケーションも同様で、話を聞く姿勢になっていない愛犬にいくら「オスワリ!オスワリ!」と言っても、飼い主様の声は耳に届かず興味のある方にフラフラと歩いていってしまいます。特に外や苦手な環境で愛犬とコミュニケーションを取る時は、非常にアイコンタクトが大切になると思います。何よりも先に愛犬に指示を聞く姿勢を作ってもらう練習のアイコンタクトを教えていきましょう。

 

初めてアイコンタクトを教える際に、写真の様にジッと目と目を見つめられる様になるには3カ月~半年くらいかけて、ゆっくり教えて行った方が良いと思います。怖がりな犬の場合、そもそも目を見つめられる事が苦手で目を逸らす事が多いですし、威張り屋な犬の場合、目を合わせるとケンカを売られていると感じてしまうと関係性作りが難しくなってきます。決して目と目が合わないからと言って覗き込む様な事を続けていると愛犬に嫌われちゃいますよ。

 

では、どうやって教えていくかというと、最初は目と目が合わなくてOKです。愛犬が飼い主様の「声、身振り、手振り」に反応して注目してくれたら褒めてあげて下さい。ほんの少しの反応で大丈夫です。例えば、声を掛けて耳がピクッと反応したら口元にオヤツを持っていき与えたり、手を振って足元や体を見てくれたらオヤツを与え褒めましょう。

この、少しの耳ピク等の反応を見逃す事が多くなってくると、愛犬は「名前を呼ばれて折角反応したのに何もないのか」と思いドンドン反応が弱くなりますが、弱い反応を見逃さず褒めていく事で「飼い主様の方を見れば良いことがあるのか!」と理解し呼ばれた時の反応が強くなってきます。

愛犬との関係性は、毎日5分コツコツと練習し良い変化と一瞬一瞬の成長を見逃さない事で強く良好な関係性が築けると思います。最近、愛犬の笑顔を見てないなと感じてらっしゃる飼い主様は、是非トレーニングを再開してみて頂くと愛犬の良い表情を引き出せると思います!

 

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