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犬の小話 - 愛犬の激しいじゃれ合いの飼い主様の付き合い方

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(8月で2歳)です。よろしくお願いします。

愛犬が声を出したり暴れながら、じゃれ合う姿を見た事があると思います。特に子犬は遊びにしても興奮すれば飼い主様の手や足を咬み、飼い主様はそれを叱るべきか許容するべきか迷う事もあるかと思います。

今回は「愛犬の激しいじゃれ合いの飼い主様の付き合い方」についてお話しようと思います。

 

我が家には2匹のジャックラッセルテリアがいて、頻繁に2匹でじゃれ合い噛みあい遊びをしています。大きな口を開けて歯をぶつけ合ったり、手足を咬みあったり、軽く唸ったりもします。その遊びを犬を飼っていない母が見ると「喧嘩だから止めさせなきゃ」と思うそうです。

それ程、犬同士の遊びは時に激しく見えますが、社会化出来ている犬同士であれば、あくまで遊びであって喧嘩ではありません。ただ犬同士でも足を噛んで相手が痛いと感じれば怒られますし、喧嘩に発展するかもしれませんが、そうならない様に犬は「社会化期~若年期」に学びます。

 

最初に、少しだけ犬が生まれてから、どうやって社会化するのかをお話します。

  • 出生~生後14日前後(新生子期)は、母犬に依存し目や耳も開いておらず排泄も自力では出来ない時期です。ここで母犬や人が触って刺激を与える事で将来の不安やストレス度に影響すると言われます。
  • 出後14日前後~21日前後(移行期)に、まぶたが開き聴覚も発達します。離乳し自力歩行も出来る様になり、寝床から離れたところに自ら排泄する様になります。
  • 生後3週齢~生後12週齢前後(社会化期)から、中枢神経が完成し、自分が犬であることや犬同士どうやって振る舞うべきか学ぶ様になります。
  • 社会化期が終わり~1歳頃までを若年期と言い、行動範囲が飛躍的に広くなり興奮しやすい時期です。この時期に遊びを通じてボディランゲージや咬む強さを学びます。現在の動物愛護法だと犬猫生後56日齢以降の販売が可能となっていますので、飼い主様が愛犬を迎えるのは若年期の犬が多いと思います。

 

若年期(4カ月~1歳)に、愛犬の咬みや走り回ってしまい飼い主様の手に負えず、問題視して、しつけレッスンにご相談にお越し頂くケースが多いのは自然な事かなと思いますし、一番しつけで重要な時期になりますので、独学で勉強したり、しつけ教室などを頼って頂くと宜しいかと思います。

前述書いた様に、若年期に遊びを通じてボディランゲージや咬む強さを学ぶ訳ですが、多頭飼いであれば家庭の中で学ぶ機会がありますし、外に頻繁に出掛け遠慮なく遊べる友達犬がいれば愛犬の社会化が進み、犬同士の接し方を学びます。

ただし、愛犬と人の間の上手な付き合い方は、犬同士と同じでは困る事が多く、犬は牙を持っており、犬同士が遊ぶように人の手足を咬まれれば痛いと思いますが、愛犬は遊びなので楽しくて人の手足にじゃれ合うので、叱っても効果は薄く、関係性を築く事も難しくなります。

ここで取るべき選択は「愛犬ちゃん、手足に咬むと痛いから、これ(玩具)で遊ぼうよ」と愛犬に魅力的な代替案を提示する事が必要です。

その代替案は愛犬にとっても悪い話ではないと思います。犬は必ず咬みたい欲求を持ってますし、それを玩具で発散できる訳です。愛犬も飼い主様の嫌な顔を見ずに過ごせます。

同時に飼い主様も玩具で遊ぶ事で愛犬をコントロールできる様になりますし、愛犬と上手に遊べる様になっておくと関係性を構築する事も出来、充実した生活が過ごせるようになるかなと思いますのでオススメです。

もし、今まで愛犬と遊ぶ事をせずに若年期を過ぎてしまっていても遅くはありませんので、これから少しずつ遊びに誘ってみるのも良いかと思います。

  • 参考書籍:「犬と遊ぶレッスン」テクニック イェシカ・オーベリー著

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