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犬の小話 - 社交場としてドッグラン利用のすゝめ

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(2歳)です。よろしくお願いします。

愛犬を迎えたら人間社会でストレスなく暮らす為に愛犬を社会化させます。社会化とは何をするべきか、私の犬の学校でもレッスンをする訳ですが、今回は「ドッグランを使った社会化」についてお話しようと思います。

 

犬を飼うと犬友達や、本やインターネットで「社会化」という言葉を聞いたり読んだりすると思います。当たり前ですが、犬は犬であり人ではありませんので、犬が人間社会で生きる為の術を教えていくのが「社会化」という事になります。

  • 人を咬まない事
  • 無暗に吠えない事
  • トイレで排泄する事
  • 家具を噛まない事
  • 誰とでも遊べる様になる事
  • リードと首輪・ハーネスを着ける事
  • 爪を切る事
  • ブラッシングする事
  • シャンプーする事
  • 歯を磨く事
  • あらゆる音に怖がらない事
  • 自転車や車を追いかけない事
  • 人の食事を盗み食いしない事
  • 静かに待つ事
  • 人を好きになる事

ざっと書きましたが、子犬を社会化させるためには膨大な時間が必要になるわけですが、あまり悠長な事を言ってられず、犬には「生後4週~7週の刷り込み期」「生後8週~12週の社会化期」「社会化期終わり~5カ月頃までの若年期」を通して可能であれば1歳頃までに、これらの事を教えていく必要があります。

特に「人を好きになる事」は、とってもとってもとっても大切です。飼い主様の事を好きになるのは勿論の事ですが、特に大切なのは他人を好きになる事です。他人を好きになってもらう為には、外に出かけ人を見せたり、人に会わせたり、人からオヤツを貰う事が有効ですが、私としては不十分かなと思います。出来れば他人に愛犬の体を良く触ってもらう機会を設ける事が重要で、これを繰り返す事で人がいる所で自信を持って過ごし、愛犬自ら積極的に人との交流を持ちたがる様になりますので、十二分に他人との交流をオススメします。

手っ取り早いのは犬好きな人が沢山いる場所に行けば良いわけです。そこで提案したいのが「ドッグラン」です。とにかく散歩デビューをしたら一刻も早くドッグランデビューをして沢山の他人から愛犬を触ってもらう様にお願いしましょう。

ただ犬の学校レッスンをしていると「ドッグランって呼び戻しが出来ないと行かない方が良いですよね?」とご質問を頂く事が多く、私も「事故があっては困るので、呼び戻しは必ず教えましょう」とお伝えしています。現実ドッグラン内の事故やケガはありますので、多少慎重になって頂きたいというのが本音です。

そこで今回オススメするのは「リードを外さない、ドッグランデビュー」です。とにかくドッグランはリードを外したらどうなるか解らない状況になりがちで、特に初めて犬を飼う飼い主様にとっては不安ばかりで社会化所ではないと思います。

ドッグランは、沢山の人と犬を会わせるには最適な場所で上手に使えば、社会化に非常に有効な場所で体力発散の為に走らせるだけではモッタイ無いと思います。リードを付けたまま、ドッグランの中をグルっと散歩しながら出会う人に挨拶をしながら「愛犬の事を撫でて貰えませんか?」と一言お願いしましょう。少し厚かましい気がしますが、私は他犬を触りたいのですが勝手に触る訳にはいかず、実はその一言を待ってたりします(笑)

愛犬にとってのドッグランは、人と犬とコミュニケーションを図り、歓談などを行う場所、いわゆる社交場です。私達も初めて洒落たバーやクラブに行く時は緊張すると思いますが、回数を重ねると次第に慣れてくると思います。慣れるスピードは個人差があると思いますが、犬も同様で、すぐに慣れる犬や何回も通わないと慣れない犬がいます。

ドッグランデビューは飼い主様も愛犬もドキドキだと思いますが、ベテランドッグラン愛好家の皆様が優しく迎え入れてくれますので安心して、まずはリード付きで堂々とドッグランの中を散歩しながら、他人を好きになる様に通いつめてみてください。

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