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犬の小話 - 犬はケンカ仲裁が出来る!?

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(8月で2歳)です。よろしくお願いします。

愛犬と一緒にドッグランに遊びに行ったり、多頭飼いしていると犬同士で様々なボディランゲージや表情を見せます。

そのボディランゲージの中には「人と人」「人と犬」や「犬と犬」の間に割って入る事があります。

今回は「間に割って入る」愛犬の気持ちについてお話します。

 

昔テレビ番組で、夫婦ケンカ(もちろん演技)を愛犬に見せどういった反応をするのか?、という企画を見た事があります。

ある犬は、夫婦をジッと見つめケンカが終わりママさんが泣きながら部屋に閉じこもると、その部屋の前でお座りをして待っていました。

またある犬は「ワンっ!」と一声、夫婦の会話が中断すると、ユックリフセをしました。

またまたある犬はケンカをする夫婦の間を目を合わせる事なく、ユックリと何度か通り過ぎて、まるでケンカ仲裁の様に見えました。

私は犬はスゴイなぁと思いながらテレビを見ていましたが、番組の司会は夫婦ケンカのリアルさに引いていたのを思い出しました。

 

動物は基本的に無駄な争いはしないですが、ご家庭で飼われている犬であれば、お互い共通して欲しい玩具があったり、飼い主様の膝の上を取り合ったりして争う事があります。

例えば、3匹の多頭飼いのご家庭で床に1つ玩具が置いてあるとします。2匹の愛犬が玩具を挟む様にして向かい合い、緊張しピリついた雰囲気を醸し出しています。

それを察した、もう1匹の愛犬が、2匹の犬と目を合わせる事なく間に割って入ると、ピリついていた両者が目線を外し争いごとを避けるに至りました。

 

犬は様々なボディランゲージを持っており「体の向き・目線・体の高さ・動く速さ・口の仕草」等で表現します。まるで犬同士が会話をする様に見えます。

犬同士や人同士が近づきすぎていたり、緊張状態にあると愛犬が感じれば間に割って入り「まぁまぁ」と仲裁に入る事があります。

また飼い主様が赤ちゃんを抱っこしてあやしていると、愛犬が間に割って入る事もありますが、これは嫉妬というよりも「距離が近いけど大丈夫?」って言った感じだと思います。

 

慣れた環境で愛犬が間に割って入る事があれば、飼い主様が自身でも気づかない内に緊張しているのかもしれません。

愛犬はジッとしていたり、寝ころんでいても、常に飼い主様の事を気にしていると思います。

そんな健気な愛犬にこちらも正しく理解して接してあげたいなと思います。

  • 参考書籍:カーミングシグナル テゥーリッド・ルーガス著

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