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犬の小話 - 愛犬の吠え過ぎについて考えよう その2

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(8月で2歳)です。よろしくお願いします。

前回「愛犬の吠え過ぎ」についてお話しし、無視しましょうとお話しましたが、それにも限度があると思いますので、更に掘り下げてお話してみようと思います。

前回の記事:https://wp.me/p8FIcA-Dr

 

ワンちゃんは基本吠えます。どんなシーンで吠えるかと言うと、空腹だったり、退屈だと吠えます。家の中に入りたくなると吠えます。他の犬が楽しそうな玩具を持っていれば吠えます。ボールが棚に置いてあり、それが取れないと吠えます。飼い主様が帰宅したり、郵便配達が来れば吠えます。

この様な吠えに意味があるかというと、最初は吠えに深い意味はなく、単純にワンちゃんは吠えやすい素質を持っていただけに思えます。

その為、吠える素質を持っている愛犬に吠える事を教えるのは非常に簡単で、吠えたらご飯やオヤツを貰えた。散歩に連れて行ってくれた。ボールで遊べた等、ご褒美を与えられれば、あっという間に学習し吠えを助長する事になると思います。

 

前回「吠えは無視しましょう」と、お話しました。「吠える犬は、テンションが高い状態」にありますので、無視するのは愛犬の興奮が収まるのを待つ事が目的となります。ある程度、興奮が収まってきたと判断出来たら、オスワリの指示を出し即座に褒め、吠えを防止していきます。

難しいのは「興奮が収まり始めた瞬間を逃さない事」「オスワリの指示を出すタイミング」「褒めるタイミング」です。指示が早すぎても遅すぎてもいけません。こればかりは愛犬の状態や性格によってタイミングが違う為、文章にするのは非常に難しいです。説明を書こうとしましたが、誤解を招く恐れがあるので、難しいという事だけお伝えさせて頂きます。

 

私としては、吠えないワンちゃんに関しても、吠えるワンちゃんに関しても、放置するのは良くないと考えています。なぜなら冒頭書いた様に、退屈でも吠えるからです。

飼い主様にお願いしたいのは、改めて2~3日愛犬の様子を遠目から何となく観察してあげてみて下さい。

愛犬が静かにしているのに、それが当たり前と放置している時間はありませんか?愛犬が静かにしているのは、平穏に日常を過ごす事が出来るという非常に素晴らしい状態なので、その状態を褒める事で吠えの防止になります。また愛犬は、いつ吠えていますか?吠えてから止めるのは容易ではありません。愛犬の様子を観察し吠える傾向を掴めれば、吠えない様に対策や予防策を打つ事が出来ます。

ちなみに非常に幼い子犬ちゃんの場合は、無視ではなく基本トレーニングと吠えさせない環境作りから始めるのをオススメします。

 

愛犬の吠え対策まとめ:

  1. 愛犬が静かにしている状態を見つけて褒めましょう。
  2. 愛犬が吠える場面をリストに書き出しておき、例えば散歩に出る直前に吠えるのであれば、吠えない予防法を見つけ褒められる流れに変えましょう。
  3. 愛犬が吠えてしまったら興奮が収まるのを待ちましょう。
  4. 興奮が中々収まらない愛犬の場合、専門家にアドバイスを求め、正しいタイミングでの指示の出し方や褒め方を学んで頂くのをオススメします。

 

 

参考文献:犬の科学 ほんとうの性格・行動・歴史を知る スティーブン・ブディアンスキー著

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