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犬の小話 - 子犬の甘咬み(甘噛み)の予防法③ 愛犬と上手に遊ぼう!

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(8月で2歳)です。よろしくお願いします。

前回に引き続き、子犬の「甘咬みの予防法」についてお話します。前回は愛犬に咬まないでと伝え甘咬みしないようにする方法を紹介しました。今回は遊びの中で手を咬まれない様に「愛犬と上手に遊ぶ」方法をお話します。

 

愛犬の被毛や爪、歯磨きなどのお世話をしている時の甘咬みの対策は、ほぼ全ての方が何かしら工夫し対応していると思います。

その一方で、愛犬との遊びの中で手を咬まれてしまっても「遊びは楽しいもの叱るのはちょっと・・・」「困っているが愛犬が楽しそうにしているから」と放置してしまう事が多く感じます。どんどんエスカレートして手は玩具であると勘違いし酷い切り傷や咬み穴をあけてしまいます。

小型犬であれば些細な事かもしれませんが、それがいざ大型犬となると甘咬みだから仕方がない、なんて言ってられません。飼い主様が、ちょっと気を付けるだけで、愛犬は手と玩具を判断し遊べる様になりますので、小型犬も大型犬のワンちゃんも上手に遊ぶ方法を教えてあげましょう。

 

子犬の頃、一緒に遊ぶのに適しているのはロープの様な長い紐状の玩具が良いと思います。それを地面に這わせ、蛇の様にクネクネと動かします。その時、手や腕はクネクネ動かさずロープだけ動かすように意識しましょう。

愛犬がロープに注目したら「そうそう!遊ぼう!!」と声を掛けて遊びを開始します。ロープ蛇を追いかけさせ、止めて咬ませたら、また動かします。動かしたり止めたりを繰り返してあたかも生きているかの様に動かせば、愛犬は夢中になるでしょう。

初めて遊ぶ時は、ちょっとでも追いかけてくれたら「良い子ー!」と褒めて、1~2分くらい遊んだら「お終い」と声を掛けて、独りで咬んで遊べる様な玩具かオヤツでロープ蛇を返してもらいます。

飼い主様も愛犬も、もうちょっと遊びたいなくらいな所で止めるのがミソです。次回ロープ蛇が出て来た時、愛犬は「あ!あの時楽しかった玩具だ、やったー!!」と盛り上がると思います。

 

もし愛犬が興奮して手を咬んでしまった際は、飼い主様は笑顔から一変真顔になって残念そうに「おしまい・・・」と言って、玩具を回収して、その場を後にしましょう。愛犬に「え・・?もうお終い??」と思わせます。

愛犬が落ち着いた所で再度、ロープ蛇を取り出し遊びに誘う事を繰り返していくと「手を咬むと楽しい遊びが終わってしまう」と理解する様になると思います。それを理解出来た愛犬は上手にロープ蛇だけをターゲットに遊べる事になるでしょう。

 

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