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犬の小話 - 愛犬の吠え過ぎについて考えよう

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こんにちは!カインズ町田多摩境店のしつけ方教室で活動中のドッグトレーナーそえじまです。愛犬はジャックラッセルテリアのモナちゃん(5歳)とレアくん(8月で2歳)です。よろしくお願いします。

今回は「愛犬の吠え過ぎ」についてお話します!

 

犬のしつけ方教室に寄せられる、愛犬の問題行動について、大凡三分の一の飼い主様が「吠え過ぎ(無駄吠え)」に関する相談を頂きます。

ワンちゃんが吠える事は何も特別な事ではなく、犬は少なからず吠えるし、噛む動物です。中には吠える事を仕事として強化された犬種もおり、フォックスハウンド、ビーグルは臭いを嗅ぎつけ吠えますし、牧羊犬のシェットランド・シープドッグは群れから離れた羊を戻す為にときどき吠えます。

ただ、ご家庭で一緒に過ごすワンちゃん達の場合、「吠え」は誰も求めていないのに、いつの間にか愛犬が吠える事を身に付け、吠えることを止めなくなるのはどうしてでしょうか。

 

吠えを繰り返す愛犬の気持ちを想像するに「吠えた方が自分自身に良い事が起きる」や「吠える事自体が喜び」となっていると思います。その為、叱ったり罰を与えても、根本的な「愛犬が吠えた方が良い」「吠えたい」という願望を無くす事は出来ないと考えた方が良いです。

むしろ愛犬が吠える度に飼い主様が「こら!」「吠えるな!」と声を掛けたり、追いかけて捕まえたりする行為は、元来遊び好きなワンちゃんには「吠えると飼い主様が構ってくれる!」と思い、より吠える理由を与えてしまう事になるので逆効果です。

飼い主様の意図とは逆の結果を招くばかりか、これに気付かず長年叱る行為を繰り返す事で吠えが定着し「吠えれば、飼い主様が喜んでくれる」が出来上がってしまいます。

・・・・ワンちゃんとは何て愛おしい動物なのでしょうか。本当に健気だなと思います。

 

ではこの吠えをやめさせるには、どうすれば良いのかというと「無視」する事です。吠えても飼い主様が無関心でいると、愛犬も吠える意味を見出せず吠える事を止めます。

ただ、ここで注意したいのが、飼い主様が吠えを無視し続けると愛犬はそのうち、「他に面白い事ないかなー」と家具を噛んでみたりズボンの裾を噛んでみたり、イタズラをはじめ、たまらず飼い主様が「こら!」と叱ってしまうと元の木阿弥です。

飼い主様が吠えを無視し、愛犬が吠えを止め静かになったら、必ず「優しく声を掛け、撫でたり、玩具で遊んだり、オヤツを与え」褒めてあげましょう。吠えていない状態をコツコツ褒める事で吠えは次第になくなってきます。

最後に、長年吠えを続けている愛犬の場合は、一長一短では治りにくいと思いますので、ぜひ専門家のアドバイスを受ける事をおススメします。

 

 

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