こんにちは!犬の学校カインズ町田多摩境店、土曜日担当トレーナーの副島(ソエジマ)です。
そろそろゴールデンウィーク、犬向けの施設や一般的な観光施設にも犬を連れて来ている方が沢山います。折角なら愛犬を連れて行き犬友を沢山作って社会化のお勉強と洒落込みたいですね(^^♪
愛犬家の移動手段と言えば「車」がお手軽です。長距離だと「電車」や「飛行機」が思いつきます。
今回は「車」と「電車」の移動に関する情報と、役立つ躾・トレーニング方法をご紹介します。
「車で移動編(http://dogtrainer-tama.com/dogblog-4/)」こちら
移動は気合だ!?
たまに「犬と一緒に電車って乗れるんですか?」という質問を頂き、私は「乗れます!」と回答すると「何が必要でしょうか?」「チャレンジ精神です!」と真顔で答えて笑われた事があります(笑)
ただ真面目に一番必要なのは「勇気、チャレンジ精神、やってみてから考える根性」だと思いますが精神論ばかりだと、なかなか解決しませんので、そろそろ本題へ。
トレーナーソエジマの電車乗りスタイルはこれだ!
mont-bell(モンベル)というトレッキング等のウェアやグッズのメーカーで、犬と一緒に歩ける、このリュックはおススメです。勿論1リュック、1犬でお願いします。疲れた顔した愛犬の写真は気にしないでください(;'∀')
愛犬と一緒に電車に乗る時のルール
まず乗る電車会社によってルールが違います。
JRの場合、以下のルールがあり、犬の頭が隠れるクレートやリュックはOKですがカートやペットバギーは犬と入れ物を合わせて10キロのルール違反なので使えないです。犬の頭が出るスリングもNGです。
小犬・猫等のペット、長さ70センチ以内、最小の立方形の長さ、幅および高さの合計が90センチ程度、動物を合わせた重さが10キロ以内になる容器にペットの全身を収納していただき、改札口にて手回り品きっぷを購入していただいたうえで、ご一緒にご乗車いただけます。
JRの場合、ペット持ち込み運賃280円(2018年4月現在)が掛かります。
引用元:JRおでかけネットより(http://faq.jr-odekake.net/faq_detail.html?id=4718)
次に、犬の学校があるカインズ町田多摩境店の最寄駅「多摩境」駅を走る、京王電鉄の場合です。
京王はペット持ち込み料金が掛かりませんが、基本JRと同じルールです。
ペット用キャリーバッグ等の持ち運びに適当な蓋が出来る容器に入れること。
他のお客様に危害および迷惑をかけるおそれがないこと。
ペットカートは全面的に使用不可。引用元:交通機関別ペット持込み一覧(http://www.unihabitat.jp/tips/transport/)
車に比べると、かなり厳しいルールです。相乗りしている方々にアレルギーや動物を不快と感じる方もいるって事を頭の片隅に入れておくことでトラブルを防げます。
またペットカートやバギーがNGである事が電車移動を難しくしています。頭を出しても違反なので、基本的にクレートの中でジッと出来ないと電車移動は難しいです。時間帯によってはペットカートOKってしてくれると嬉しいですね。
最後にクレートの中で静かに出来る「ハウス」トレーニング法を紹介します。
愛犬と一緒に乗る前にやっておきたいトレーニング!まずはクレートに楽しく入る方法を教える。
恐らく電車にはクレートで乗って下さいと聞くと、吠えたり暴れたりしたらどうしよう、と思う方が多いはずです。そうならない為にも日頃から1日3分のトレーニングで備えておきましょう。
まずは蓋無しのクレートで練習します。
犬をクレートの入り口前で「マテ」で待機させ、オヤツを1粒クレートの一番奥に置き、犬に「ヨシ」と言ってクレートの中のオヤツを取りに行かせます。
お尻までクレートに入ったら「ハウス」と声を掛けます。振り返ったら、もう1粒オヤツをあげて褒めてあげて下さい。
それに慣れて来たら蓋を付けて、同じ要領でクレートに入れ、蓋を閉め、最初は5~10秒くらいで開けて褒めて出してあげましょう。
それを、とにかく3分間の中で出来るだけ反復練習すれば、あっという間に、何も言わなくてもクレートに入って行きます。
そうしたら少しづつ蓋の閉まる時間を、1分・3分・5分・・・と延ばして行きましょう。
愛犬と一緒に乗る前にやっておきたいトレーニング!次にクレートの中で静かに待つ方法を教える。
クレートの中に入る事が大好きになったら、次は中で静かに待つ事を教えます。
良く見るのは、犬が「出してほしい」と爪でガリガリ、ワンワン吠えてアピールするので、そんな時は無視して要求に応えないで下さい・・・・と良く聞きます。それも良いのですが、私のおススメははガリガリ、ワンワン言う前に褒めてクレートから出す練習をする事です。ガリガリしてからでは遅いのです。
クレートに入れた直後は大抵静かですが、いきなり何分も中で待機させようとするとガリガリワンワンとアピールを始め、それが収まるまで無視をするか、諦めて出してしまい失敗パターンが出来上がります(+o+)ソレハダメ
成功のパターンは、「①ハウスの掛け声で中に入れる⇒ ②蓋を閉める⇒ ③静かな時にオヤツを放り込む⇒ ④静かな内に蓋を開けて褒める」です。これを繰り返せば、徐々に③の静かな時間が伸びて行きます。愛犬が静かに待てそうなギリギリのラインで練習を重ねて行けば、静かに待つ事を覚えてくれます。
覚えの早い子もいれば、遅い子もいます。愛犬に最適な練習方法を見つけ辛抱強く練習するのが上達のコツです。どんな犬でも必ず出来ますので、諦めずに電車移動にチャレンジしてみて下さい!
それでは、また(^^)/
紹介したハウストレーニングを丁寧に習えるしつけ教室はここ⇒⇒モナちゃんパパのしつけ教室