こんにちは!犬の学校カインズ町田多摩境店、土曜日担当トレーナーの副島(ソエジマ)です。
犬を飼っていて動物病院に行けば必ず目にする「マダニ予防」のポスター、夏がマダニ感染のピークですのでシッカリ予防しましょう。
基本はお散歩や外出先から帰ってきたら、必ず全身をチェックし、マダニが体に付着していないかを確認する事です。
その他の予防法と、万が一付着してしまった場合の対処法、感染リスクについてお話します。
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マダニに寄生されないためには
マダニの活動ピークは夏です。ただし幼虫は夏から秋にかけて活動し、次の発育段階に当たる若虫は春から夏に活動する為、1年間通して予防する事をおススメしています。
マダニは人にも寄生しますので、犬人ともに予防法に気を付けながら、犬は動物病院で市販されているマダニ予防薬を購入して使って下さい。
<予防法>
- できるだけ草むらに入らない
- 長袖長ズボンを着用
- 山では草に直接座らない
- 虫除けスプレーを使用する
- 帰宅後すぐ着替え入浴するなどが望ましい
注意したいのは、ホームセンター等に売られているマダニ予防薬や虫よけは「医薬部外品」ですので病院で購入できる薬と比べると効果が薄いですので上手く使い分けましょう。
ところでマダニって何?
日本に広く分布しているマダニ科のダニはフタトゲチマダニ(←画像注意)です。マダニはハーラー器官と呼ばれる感覚器を持ち、人や動物の呼吸(二酸化炭素)や体温、体臭、振動などに反応します。草の中に潜み上に飛び降り吸血行為を行う。その吸血行為によって、体は大きく膨れあがります。
マダニに寄生されたらどうするの?
マダニは口を皮膚に刺し込み放出した唾液腺が固まり体から離れなくなります。無理にマダニを引き抜こうとすると感染リスクの上昇を招いたり、体内にマダニの頭部が残ってしまう可能性が高くなります。
ネットや巷では、マダニにワセリン、アルコール、酢や殺虫剤をつけたり、火を近づけたりするとマダニが嫌がって勝手に抜けることがあり、それが成功した例も報告されているが、無理に自己摘除しようとするとダニ媒介感染症の感染リスクが上昇するのでおススメしません。
マダニに寄生されると、マダニ科のダニは吸血の際に様々な病原体を持っている可能性が高く、犬が予防していないと病気(ライム熱、重症熱性血小板減少症候群)に感染する可能性があります。
重症熱性血小板減少症候群はSFTSウィルスに感染する事で起き、2013年に死亡事故も起きている非常に怖い病気です。
もし犬に寄生しているのを見つけても、自己判断せず、必ず動物病院に相談して下さい。そして動物病院で処方してもらった薬で確実に駆除することをおススメします。
それではまた(^^)/
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記事引用元:ウィキペディアの執筆者,2018,「マダニ」『ウィキペディア日本語版』,(2018年3月27日取得,https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%9E%E3%83%80%E3%83%8B&oldid=67876637).